永田潤子


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2017.4.12
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2017.4.12
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『半径3メートルからの
小さく静かな波をおこすこと』

こんにちは、永田潤子です。

現在は大阪市立大学大学院創造都市研究科で、意思決定や公共経営を中心に研究し、教えています。
その前は、海猿で広く知られるようになった海上保安庁で幹部職員として海難救助をしたり、霞ヶ関で政策立案、母校の海上保安大学校で教育・研究をしていました。自分でもユニークなキャリア展開だと思っています。

海上保安庁では、「個人としていかに良い仕事をするのか」「チームの相乗効果をあげるにはどうすればいいのだろうか」に、試行錯誤の日々でした。

その疑問を解くために大学院に進んだのですが、広く政策を学ぶうちに、いつしか私の目線は「誰もが安全に安心して暮らせる自由な社会をつくるには、どうすればいいの?」「個人は会社や社会へどう関わっていけばいいの?」という大きなテーマへと広がっていきました。

「私、一人が何かをやっても、変わらない」
「政治や社会が変わらなければ」
「理想はわかるけれど、そんな余裕も時間もない」
「何から始めればよいのか」
・・・私自身もそんな思いが湧いてきました。

最近、その鍵は「半径3メートルにある」と思い始めています。
半径3メートル・・・例えば日々の暮らしや家族、自分と職場の同僚、お隣さん、今目の前にいる人と、どんな時間、空間を創るかです。

社会を変える、というと少し大きすぎるけれど、私たちが確実にできることは、「半径3メートルからの小さく静かな波をおこすこと」なのかもしれません。

その波がひたひたと拡がり、重なり、いつしか大きな波になる。

3つのコンセプト

研究休暇で1年弱暮らしていたインドネシアでの出来事。
滞在していたジョグジャカルタには、“ぺチャ”と呼ばれる乗り物が庶民や観光客の足として便利に使われています。べチャは、乗客用のシートを前方に乗せた自転車のようなもの。いわば人力タクシーです。街に慣れてきた頃、ベチャに乗ってみようと思い、料金を聞いてみると、一瞬「えっ!」と驚きました。
街には普通のタクシーもあるのですが、ぺチャの料金がそのタクシー並みか、距離が短いのに若干高いくらいだったからです。
タクシーに乗ればクーラーも効いて快適だし、なにより速い。
対してべチャは、クーラーなんてもちろんないし、排気ガスはまともに吸うし、スピードは出ないし、小回りが利く以外あんまりいいことなさそう。なのに、なぜ高いの? 
するとペチャのおじさんが、自信たっぷりの表情でこう言ったのです。
「そりゃ、向こうにはエンジンがついてるんだから、ビュンと速く走れるさ。だけど、このペチャは俺が汗をかいて一生懸命こいでるんだ。高いのは当たり前だろ」
なるほど! そのとき、私は目からウロコ。
これまでの生活で、便利さ、快適さ、速さにこそ価値があると考えがちです。
けれど、立ち位置が変われば、そうでないものに価値はある。

ドラえもんの「どこでもドア」と「タケコプター」
どこでもドアがずっと欲しいと思っていたけれど、例えば、海外旅行にどこでもドアを使えば目的地にはスグに行けるけれど、つまらない。

どこでもドアとタケコプター、どっちも大事で、要はどう使いこなすかが、これからの私たちの暮らしや社会を考える上で大事かもしれません。

知識と経験が拡がっていくスピードの早さ、そして、陳腐化していくスピードも速い毎日を送る中で、私たちの暮らしや社会を変えるために何が必要か、何ができるかを考え、“小さく静かな波をおこしていきたい”と思っています。

小さく静かな波をおこすために、必要だと思うこと。

1 考え方とやり方の両方が必要
2 暮らし目線と社会目線でのアプローチ
3 個人と社会の関わり・バランスをつくりなおす

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5つの活動内容

3つのコンセプトで、「教える」、「研究する」、「動く・実践する」、「話す」、「書く」といったカテゴリーの活動をしています。詳しい内容はそれぞれ詳細をご覧ください。

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